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歩くスキーで栂池自然園に行く
栂池自然園は、標高1900メートル. 栂池高原スキー場から、栂池ロープウェイでつながっていて容易に訪れることのできるから、 にぎわっているようである.冬季、ロープウェイは雪に閉ざされ、自分の足しか頼りになるものはなくなるから、 訪れる人も少なくなって静かな散策を楽しめるようになる.
スタートは、栂池高原スキー場、案内で雪崩発生予想地域の図をもらった.ゴンドラで終点の栂の森山頂駅まで登る. ここで高さは1700メートルほど、標高にして残り200メートルほどしか残っていないが時間は2時間ほどを要する.
右手に始まる林道に沿っていけば、この道はやがて自然園に達するのだが、少し近道をしようと栂の森に入り込み、 スノーシューの足跡を追ったのは少し失敗であった.思っていたよりも林道は早々と高度を稼いでいたようで、上に見える道筋の下には 急斜面が立ちはだかってしまった.
ここで思い切って引き返したほうがかえって早かったかもしれないが、この崖を登ってしまおうと、無駄な時間を費 やすことになった.スノーシューと違って、クロスカントリースキーは下りは爽快なのだけれど、登りはまったく弱腰でいくしか ない.最初から素直に林道を進むほうがよさそうである.
どうにか林道にもどり、延々と登っていくのだが、車道の上ゆえに単調以外の何者でもない感じだ. ゲレンデの上を通りすぎ西側に折り返すと、いくらか山の中に入った感じだが、スキー場の騒音はまだ聞こえつづけている. 雪質が若干変ったことに気づく.葉を落としたダケカンバの枝には、樹氷が解けずについていた.眼下には広く大きな栂池高原ゲレンデ が見降ろせ、そこにはゴンドラ駅の建物が小さく見えていた.思ったよりすでに距離、標高ともに稼いでいたことに驚く.
何回か道は折り返し、上に小屋が見えてきた.喧騒もすでに遠くなり、やがて、雪に埋もれたロープウェイの駅の前に出た. 足跡も多い天狗原に向かう歩道は別れいき、雪の中に居座っている栂池山荘、栂池ヒュッテに向かって進む. 建物を廻りこんでいくと、自然園の平坦な雪原が広がっていた.心配だった天候も結局まったく問題なくて、信じられないほど 静かな時間をすごすことができた.
2002/3/4 訪問
栂とダケカンバの中を林道は登っていく.
スキー場を見下ろす.
自然園に近づき前方には山が覗く.
栂池ヒュッテ、栂池山荘.
厚く雪に覆われた山々.地形図を持っていかなかったので、山名がわからないのは残念.
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