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美瑛のページにようこそ!
2007年、7月久しぶりに夏の美瑛を訪れました.今回は美瑛だけの2泊3日の旅、晴天に恵まれたっぷり丘の散策を楽しむことができました.このページは、 それ以前のパノラマロード散策記録を移動し保管するためのものです.したがって、基本的に更新されることはありませんので、情報などについては 新しいページをご利用ください.
2007年、7月久しぶりに夏の美瑛を訪れました.今回は美瑛だけの2泊3日の旅、晴天に恵まれたっぷり丘の散策を楽しむことができました.このページは、 それ以前のパノラマロード散策記録を移動し保管するためのものです.したがって、基本的に更新されることはありませんので、情報などについては 新しいページをご利用ください.
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美瑛の駅前の交差点を右折、街路を南に進めば町並みは終わり美瑛川にかかる赤いアーチ橋に出る.四季の橋と名づけられたこの橋で美瑛川を越えると、市街地は終え、いよいよ丘の登り
に入る.車道の脇、丘の斜面に広がる畑地.三愛の丘へ向かう車道が分かれているが、今日はひとつ先の道まで歩くことにした.荷台にトオキビをばら積みしたトラッ
クが車道を走っていく.畑では、これから始まる秋撒きの準備であろうか、トラクターが行き来していた.ここで一休みしながら、作業を眺めることにした.エンジン音をうならせ私の方に向かってき
たかと思うと、Uターンして畑の向こう端に向かって進んでいく.次々に土の上にはきれいな直線が引かれていった.まったく単調で規則正しい動きに飽きたころ、再び私は歩き始めることにした.
左折し三愛の丘に向かう.三愛の丘の展望公園は駐車場とトイレがあるだけの場所であるが、十勝の山々の眺望に優れている.残念ながら山頂部は雲につつまれたままであった. 昨日、オプタテシケ山行きを断念させた稜線の強風、今日もあの雲の下に吹き続けているのだろうか.
しばらくすると雨も落ちてきた.雨具をおいてきてしまったことに後悔する.出発の時は、まさか雨がふるとは思わなかったのだが、丘の上では雨宿りをする場所はないからもってくるべき だった.駅に引き上げてしまおうかとも考えたが、すぐに戻れる距離ではない.幸いにも、私を迷わせたにわか雨は、すぐに通り過ぎ、再び日が照りはじめた.千代田の丘に向けて歩き始めた.
丘に登ると山々が見える.拓真館裏の丘の上から眺望した美瑛富士からオプタテシケ山にかけての眺望.美瑛富士
(左)の隣が石垣山、無名のピーク、べべツ岳、オプタテシケが続く.
左折し三愛の丘に向かう.三愛の丘の展望公園は駐車場とトイレがあるだけの場所であるが、十勝の山々の眺望に優れている.残念ながら山頂部は雲につつまれたままであった. 昨日、オプタテシケ山行きを断念させた稜線の強風、今日もあの雲の下に吹き続けているのだろうか.
しばらくすると雨も落ちてきた.雨具をおいてきてしまったことに後悔する.出発の時は、まさか雨がふるとは思わなかったのだが、丘の上では雨宿りをする場所はないからもってくるべき だった.駅に引き上げてしまおうかとも考えたが、すぐに戻れる距離ではない.幸いにも、私を迷わせたにわか雨は、すぐに通り過ぎ、再び日が照りはじめた.千代田の丘に向けて歩き始めた.
拓真館方面に向かう
四季彩の丘を後にどんどんくだっていく. 丘があれば谷もあるのが美瑛.どちらだって美瑛の起伏のある大地の一面だ.再び道は登りに変わった.ここから拓真館に向けては、丘歩きを最も満喫することができる 場所だ.広い畑の中を進む道路の路肩には、収穫物を運ぶための大きなトラックがとまっている.車道を大型トラクターが走っていく. 北海道といえば、大規模な農業、その姿を感じながらの丘歩き.快晴の空のもと、汗をかきながら歩いていくと、正面に十勝の山々が並んでいた.一昨日、悪天で 引きかえした石垣山、そのとがった独特なピークはここからも確認できる.その奥には、肩幅が広く、私のお気に入りのオプタテシケが顔をだした.あの稜線では、 吹き飛ばされかねないような突風が吹いていたのがまるでうそのようだ.今日はのどかな丘歩き.時計は正午をすぎている.四季の交流館で休憩することにした.
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9/1 新栄の丘から拓真館
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JR富良野線の踏切を渡る.
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美瑛の丘を歩く 2000年
予定していた芦別岳を登り終え、今回の旅の次の予定地であった暑寒別岳に向かった.根室本線を滝川駅で降り、キオスクで新聞を買ってみれば、天気予報はやはり雨だった. 暑寒別岳に登ることこそが今回の旅の目的であったのだ.ここで登らず帰ることになれば、この山のためにもう一度北海道まで来る気になれるのかわからない.せっかく時間を取ってあった のだから、この際雨天でも登るべきであろうか.でも、雨の中無理して登ったところで、結局は晴天の時登り直したくなることだろうし、この山は結構長丁場だ.山頂に立っても眺望が期待できないと なれば、ますますただやみくもに苦しさだけを味わうことになるだろう.結局、暑寒別行きはあきらめることにした.
その代わり、第二候補であった十勝岳に向かうことにした.こちらだって天気次第で登るかわからない.だめ元で登口となる白金温泉行きのバスが出ている旭川に戻ることになった. 旭川なら富良野線を使えば一本でいけたのであるから、ずいぶん無駄な大回りをしたことになるが、これも旅の楽しみというものであろう.
旭川で、さっそく書店を探し地形図を購入する.丸めたままの地形図を持ちバスを待つ.白金温泉のはずれには国設白金野営場がある.今晩はここにテントを張って泊まり空の様子をみることにした. バスを降り野営場に入る.8月も後半ともなれば、北海道では野営はもう季節はずれなのだろう.それに雨も降りそうだから広い野営場、テントの数はいくらもなかった.
夜通し雨が降り続く.無理して暑寒別に行かなくてよかったと思った.もっとも期待していた目的地であり、それを逃してしまったのであるが、雨音を聞いていればあっさりとあきらめがついた. これでは十勝岳だって登れそうにない.明日は、温泉につかり早々に引き上げることになるだろう.
夜が明けるといくらか雨は小降りだった.町営白樺荘の開くのを待ち湯につかり、その後は、時間つぶしに観光案内所の展示を見ることにした.十勝岳は活火山、ここはその麓の温泉郷、 もし山が噴火するようなことがあれば、真っ先に被災地となる場所だ.十勝岳といえば噴煙をあげている山なのだが、今日は雲に隠れてしまって姿をみることはできない. 十勝岳に登れる限りは、いずれ私はこの地を訪れることになるであろう.温泉郷といっても特に見るところもないから、早速テントを撤収し出発することに決めた.
観光案内所で美瑛のパンフレットを手に入れ、今晩は美瑛に泊まることにした.宿はどこにすべきか、雨で湿った「とほ」のコピーを引っ張り出すと、一番上には遊岳荘というのがある. この宿に予約をいれることにした.
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遊岳荘は、JR富良野線の西沿いに走る道路の新栄の丘の手前にある.歩き始めれば、観光名所となっている新栄の丘にすぐ着いた.観光バスも止まるような場所で、みやげ物屋まで建っていて騒がしかった けれど、ただっ広い丘の眺望は文句無しに良く、私にとって初めて見る美瑛の姿に満足した.
丘を下っていくと、JR富良野線の踏切を渡る.分岐が現れて戸惑ったけれど、ここは観光の町、探せば標識が立っていた.それ従い拓真館方面に向かうことにした.平坦な道を歩きつづけると四季の交流 館と名づけられた建物の前に出た.ジュースを買って一休みすることにした.建物の裏の丘へ登ることができ、ここも見晴らしが良かった.
四季の交流館のすぐ向かいが拓真館である.白い建物で、靴を脱ぎ広間に入るようになっている.写真集などで見たことのあるような写真、だれもが知っている美瑛の姿かもしれないが、大きなプリントは ずいぶん印象が違う.写真は技術的に複製される媒体に過ぎないけれど、絵画と同じでオリジナルプリントの実物を原寸で見ないと、作者の求めた力強さは伝わってこない. 記念品として絵葉書などもそろっていたけれど、やはり目は並べられたプリントの方にいく.それでも、せっかく訪れた記念にとキャビネ版のプリントは買うことにした.
拓真館を出て、四季の交流館の前から道路を丘に登っていくと、十字路に出て再び登ると白い塔のある千代田の丘展望台が見えてきた.駅の方向に向かう直線の道路に入る曲がり角では、 刈り取り巻かれた牧草の束が点在するという、観光案内で見られるような北海道の風景に出会った.
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展望台を後に市街地の方角に向けて再びに歩き始めると、まもなく今度は三愛の丘というところに出た.ここは、大雪と十勝連峰の眺望が良いようだが、今日は曇に隠れかろうじて稜線が追える程度の視界しか なく心残りだ.
丘の散策を終え駅に向け帰路を歩む.正面には町役場にある四季の塔が見えてきて、この塔を目印に進むと美瑛川を渡り、いよいよ市街地に入った.役場の通りを左折し進めば、石造りの美瑛駅に出る. これで散策は終了.ほどよい散策を楽しみ終えた満足感にひたり旭川行きの列車を待った.
このあたりを、 Yahoo地図情報でみる.
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このあたりを、 Yahoo地図情報でみる.
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拓真館裏の丘は、ひまわりが咲き、初秋の美瑛に彩りを添えていた.
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新星:新栄の丘から拓真館に向かう.富良野線の踏み切りを越えて下ると、十字路に差し掛かる. 右の美馬牛川沿いの低地には農家が並び、塔のある校舎で有名な美馬牛小学校のある丘がその後ろにある. |
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曇り空の中、かろうじてその姿を見せている十勝岳は噴煙をあげていた(左写真). 富良野岳(右写真、左側). |
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四季の交流館裏手の丘から眺める.背後の山々は雲の中. |
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農地の作業小屋.背後には前富良野岳が見えている. | 拓真館裏のひまわり畑. |
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四季彩の丘. 美馬牛駅南東にある丘で、作られたばかりで、ごく最近観光名所入りした. 観光を目的として新たに植えられたものであるとなれば特に立ち寄って写真を撮るまでもないと最初は思った.植えられた花々のストライプはよく目立ち、色あせた緑を色彩の中心とした 初秋の丘歩き、色のある風景も楽しみたいから、立ち寄ってみることにした. 丘の上で展望がすばらしい.十勝連峰の山々がお花畑の先に並んでいる.ベンチが置いてあるくらいで考えていたほど俗化したものでないことに満足、眺望をたっぷり楽しんでから、 美馬牛駅に向かうことにした.四季彩の丘 HP |
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市街地の南外れ、美瑛川をまたぐ赤いアーチ橋は四季の橋と名づけられている. |

拓真館
美瑛の丘を撮り続けてきた写真家故前田真三氏のフォトギャラリーが拓真館.美瑛に来たのなら立ち寄るべき場所であると思う. 自分の目で見る美瑛が一番であるだろうが、レンズを通したもうひとつの美瑛は抽象的な美しさがある.各サイズのオリジナルプリントの販売もあって、 美瑛、そして拓真館を訪問した記念として最適だ.phone 0166-92-3355 Web
美瑛の丘を撮り続けてきた写真家故前田真三氏のフォトギャラリーが拓真館.美瑛に来たのなら立ち寄るべき場所であると思う. 自分の目で見る美瑛が一番であるだろうが、レンズを通したもうひとつの美瑛は抽象的な美しさがある.各サイズのオリジナルプリントの販売もあって、 美瑛、そして拓真館を訪問した記念として最適だ.phone 0166-92-3355 Web
JR富良野線
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石造りのJR美瑛駅と丘を下るJR富良野線の線路. 旭川美瑛間は所要時間30〜40分.1時間に1本程度運行されている.
JR美瑛駅 phone:0166-92-1854.

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石造りのJR美瑛駅と丘を下るJR富良野線の線路. 旭川美瑛間は所要時間30〜40分.1時間に1本程度運行されている.
JR美瑛駅 phone:0166-92-1854.
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町役場には四季の塔と名づけらた塔が建っている.
観光情報を得る
美瑛町
美瑛町観光協会
びえい白金温泉観光組合
美瑛商工会
misc.
四季の情報館 美瑛駅の前.観光情報を提供.Phone 0166-92-4378.
四季の交流館:拓真館の向かいにある.展示、農作物、みやげ物の販売.開館時間9:00〜17:00(5月1日から10月31日)、
10:00〜16:00(11月1日から4月31日).Phone 0166-95-2400.
地図
美瑛駅周辺を、 Yahoo地図情報でみる.
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地図
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