尾瀬に行くには |
東京方面から尾瀬に向かう場合には、
群馬県か福島県のいずれかのルートが利用されることになる.
これらの他に、新潟側、銀山湖から只見川に沿って南下するルートや、鬼怒沼から黒岩山を経由して入る栃木側の ルートも存在するのであるが、尾瀬の入山者数に対する貢献はとるにたらないほどだ.かなり前から私もこの2つのルートを 使った入山をもくろんではいるのだが、いずれもアプローチが悪くて日程によほど余裕がないと難しいから未だその機会を得ていない. | |||||||||||||||||||||||||
尾瀬 尾瀬沼 尾瀬ヶ原 | |||||||||||||||||||||||||
尾瀬の入山道起点は、鳩待、富士見、大清水の3個所があるのだが、訪問者の半数は鳩待口を利用しているとのことだ.片品村戸倉で関越観光バスが運行する 鳩待峠行きの小型バスに乗り換え、歩道の入口となる峠まで到達できる. 毎年話題になる尾瀬の入山規制は、この戸倉から鳩待峠間の車道でなされ、5月後半から10月前半に設けられた規制日には、自家用車は戸倉の駐車場 において、バスで峠までアプローチすることになる.規制日は金土日と入山者の多い週末が中心であるが、それ以外でもあるので事前に調べるべきだ. 利用者が多いのは尾瀬ヶ原に達する時間がもっとも短かいからで、鳩待峠から所要時間1時間ほど、それもずっと下り続きで、尾瀬ヶ原の西端、山の鼻に 着いてしまう.尾瀬にだれでも入れるようにしたことから入山者過剰問題を引き起こしたのが、このコースの功罪といえるだろうが、私も時間を節約するためこのル ートによる入山を繰り返してしてきた.一般的であるゆえに難点は極度に込み合うことで、ハイシーズンの尾瀬行きをためらわせるほどであるのだが、自分もそれ に一人分寄与しているゆえに文句も言えないだろう.尾瀬ヶ原に入ってから木道には行列ができる. 富士見にはかつてバスが運行されていて、富士見峠越えのルートは尾瀬の大衆化に一役買ったようである.小屋の資材輸送に馬が使われていたころは、 輸送路としても重要だったこのルートは現在では入山者はきわめて少ない. 沼田からのバスは大清水まで運行されている.大清水からのルートも夏場には比較的利用されるもので、群馬側から尾瀬沼に直接アプローチできる道 である.片品川を遡り、尾瀬沼東岸を経由し桧枝岐に下るルートは、かつては会津街道として山村間の交易路を形成していた2つの峠の中の群馬側の三平峠を 越えることになる.三平橋までは林道を歩き、ここから三平峠を越えて湖畔に下る.合わせて3時間の入山路である. |
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桧枝岐口(福島) 浅草より東武鉄道、野岩鉄道を乗り継ぎ野岩鉄道会津高原駅で降りる.バスは会津田島を起点に尾瀬沼山峠まで運行されている.
バスは桧枝岐川に沿い延々と登っていく.桧枝岐はかつては僻村として名高かく、今でも静かな山里といった趣のままである.七入を後にすると車道は折れながら沼山峠に登る.
このあたり、ブナ平の紅葉は本当に美しかった. 御池平から燧裏林道を歩き赤田代から尾瀬ヶ原に入るか、バス終点沼山峠まで乗り尾瀬沼に入ることになるのだが、 歩行時間の短い後者が主に使われている.バス停はすでに1700mの標高をもち、緩い登りをわずか15分で1781メートルの 沼山峠につき、峠を後に下りはじめれば、木道も整備され、大江湿原の中に入る.ここから木道を20分も歩けば、早くも尾瀬沼東岸長蔵小屋に達してしまう. 沼山峠から入る尾瀬は、夏には水芭蕉の尾瀬沼に直接入れることになるし、長英新道を使った燧ケ岳登山にはアプローチが短かくなって有利である. また、秋期、沼の訪問者は少ないから、尾瀬ヶ原林道で白砂峠を越えて草紅葉の尾瀬ヶ原に抜けるのも、ツアー客の多い鳩待峠から入るのに 比べれば、はるかに静かな散策が期待できる. 御池から入る燧裏林道コースは、燧ケ岳の北麓の樹林中を歩き、三条の滝の懸かる只見川に沿って尾瀬ケ原東辺に至ることになる. 10月半ばをすぎ、それぞれ小屋の閉鎖される日、小屋の人々が並んで下山していくのをみたことがある.聞いてみれば3時間で 車道まで出られるし、緩いから利用するという.地図を広げれば桧枝岐に出るには沼を経由するよりずっと近い. 七入−沼山間も、ハイシーズンには交通規制が行われるので、桧枝岐の場合も車による入山を計画する時は注意が必要である. |
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東武鉄道
野岩鉄道
会津乗合自動車 0241-62-0134 会津バス定期観光施設協力会 |
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会津高原ふるさと推進協議会 | |||||||||||||||||||||||||
桧枝岐村 尾瀬桧枝岐温泉観光案内所 |
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