北海道の北端、すなわち日本のてっぺんである稚内市.最北端の碑もある宗谷岬、そして利尻、礼文両島への出発
の地です. |
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宗谷岬灯台:最北の碑と間に道路を挟んだ高台に登ると灯台が建っている。宗谷岬にはじめて灯台が建てられたには、 明治18年だというが、現在の灯台は昭和29年とまだまだ新しい部類だろう。 | 旧海軍望楼:宗谷岬は日本国最北の地、すなわち国境も近い。灯台の手前には、ロシアの動向を見はるため、明治期に建てられたという 石造りの望楼が残っている。 | |||||
稚内駅 | ||||||
稚内港 離島礼文・利尻へのフェリーの出る埠頭は、稚内駅の北東10分 ほど歩いた場所にあって、この岸壁北側にあるのが北防波堤。戦前には稚内港は、より北の国土への中継点という位置づけであった。 日露戦争の勝利により、日本は樺太の北緯50度以南を領有した。この樺太の玄関口となった大泊と稚内は連絡船が通っていた。 昭和6年より5年の年月をかけて建設されたのが北防波堤で、中に稚内駅より伸ばされた線路が敷かれ、乗客はここで船へ乗り換え ていたという。結局、北防波堤はわずかな年月利用されただけで、樺太を失った終戦によって役割を終えたことになる。その歴史を 伝える建造物として、昭和55年に復元されたのが現在のドームである。 | ||||||
北防波堤ドーム | 礼文・利尻航路の埠頭 | |||||
ノシャップ岬 北海道の北縁に突き出た二つの岬、東側が宗谷岬で、西側がこのノシャップ(野寒布)岬で、稚内の 市街地はこの岬の、宗谷湾に面した東側付け根に位置する。岬の先端には白と赤の縞模様で、国内で第二位、北海道では一番高い稚内灯台がある。この灯台、もともとは自衛隊 基地のある丘陵の上に位置していたものを、昭和41年米軍施設拡張により現地点に移転されたという。冷戦のさなかとはいえ、古くからある灯台まで動すほど 当時はまだ軍事優先の時勢だったことに驚かされるが、その役割は83年の大韓航空撃墜事件で一般に知られることとなった。日本北端の町、その先には見えるものでは ないけれど国境が引かれている。 | ||||||
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宗谷岬へは稚内駅前より宗谷バス運行の路線バスが出ている.北海道北縁の海岸線を走る国道238号線を走り50分弱.宗谷岬まで行くバスの運行本数は少ないので注意.宗谷バス |
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稚内市 稚内観光協会 稚内市、水産商工観光課 | ||||
東京、札幌(新千歳、丘珠)から定期便があるほか、夏季には関西空港、中部国際空港からの運航あり. 稚内空港は、市街地から238号を宗谷岬方面にいった大沼の東にあり、バスで30分ほどかかる。ANA 稚内空港ビル |
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