ご利用にあたって
登山道についての記載は私自身の経験をもとに書いてあります.ルートによって山行回数も異なり、手元にある情報の量も様々であるので、 場合によっては誤りも含まれていると思います.もしお気づきの点がありましたらご指摘いただけると助かります.
行程に必要な時間は、実際に私が歩いた時の記録に基づいています.その日の天候や体調、荷物の多少など所要時間を変える要因は数多く あります。また個人差も相当あると思われます.記述はあくまで参考と考え、計画を立てる際はガイドブック、登山地図等のコースタイムなど で情報を集め確認するようにお願いします.
雲取山ほか、充実した山行を求める山
雲取山2017メートルの山頂は、東京都の最高地点として知られていて人気が高い.展望の良い山頂部、そこに達するルートは奥多摩の山の美しさを 代表するもので一度は訪れたい山である.
多摩川の水源があるピークで、このピークだけであれば、笛吹川側の雁峠から 登るのが一般的.水源部の峰々を西に向け縦走する登山者も多く、雲取山からこの笠取山へは途中将監小屋で一泊する.
ここで紹介するのは、雁峠より多摩川水源部を歩いたときのもの.
雲取山の西に位置するのが飛龍山で、このピークだけ登るのであれば丹波か三条の湯から往復することになる.
ここで紹介するのは、将監小屋から飛龍山を越え雲取山荘まで、多摩川水源部を西から歩いた時の第二日めのもの である.
雲取山の南東に発し奥多摩駅のすぐ西まで、多摩川と日原川を隔てているている長い尾根が石尾根で、鷹巣山はこの石尾根を 代表するピークである.視界のよい山頂部は、富士や南アルプスを眺望できできれば空気の澄んだ冬期に登りたい秀峰.
鷹巣山の西に続く石尾根の2つのピーク.
蕎麦粒山は、埼玉県との県境部尾根上にあるピークで、日原を起点に横すず尾根か、川乗山を経て登るかいずれも距離が長くなり一般的ではない. これが幸いして県境尾根は人影の少ないまま残された静かな山域.
蕎麦粒山から南へ川乗橋まで伸びている鳥屋戸尾根.
日原川源流部、埼玉県との県境となっている長沢背稜から派生した尾根にあるピーク.この山を目的に登られることは少なく、離れ小島のようにとり残さ れた静かなピーク.
三つドッケとも呼ばれるカラマツに囲まれた小さなピークと小川谷の展望が良いハナト岩を通り七跳山までを歩く.
奥多摩三山ほか、山歩きを楽しむ山
代表的な奥多摩の山といえば、多摩川南岸に並ぶ大岳、御前山、三頭山の3山と北岸の川苔山があげられ、いずれも アプローチがよく整っていて、コースも複数整備されていることから、日帰りで奥多摩へ出かける時にその候補として 重宝します.また、本仁田山と六石山もコースタイムは短いことから、遅めに出発したときなど行き先として選ぶのに 適した山といえます.
丸く盛り上がった山頂部、独特の容姿で知られる山.鋸尾根コースは長丁場だけれど、奥多摩駅を起点に登れ人気がある.
姿の良い御前山.展望のない山頂として知られているけれど丹沢や富士の眺めのよさには驚かされる. 奥多摩駅を起点に鋸尾根から登った.
三山で最奥の山.見た目の特徴は少ないけれど、山頂部の自然林散策は四季を通じて楽しい.通常下山路として使われる北側の尾根から静かな山行を楽しんだ.
多摩川北岸にある奥多摩の代表的な日帰り山行の山.
鳩の巣駅に始まるルートを登り、鋸尾根を伝って本仁田山へ縦走.
東の大丹波川から尾根筋を登っていく、あまり知られていない川苔山への近道.
川井駅の西まで続く尾根筋につけられた登山道で、単調な登り続きで敬遠されるだろうが直接駅まで降りられ下山道としては有用.
大丹波から沢筋につけられた歩道.水の流れ出る岩穴、獅子口があり、かつてここにあった小屋の名になっていた.
鳩ノ巣駅から大ダワに登り鋸尾根を伝い川苔に達するルート.作業道は大ダワを越え、足毛岩の歩道に合流する. これを通して歩けば鳩ノ巣駅から百尋の滝へいくこともできる.
小河内ダムを見おろせる水根集落から始まる登山路は、防火帯が切り開かれた榛の木尾根に出てこの山に達する.
奥多摩駅のある氷川の北東に位置している山.登山道は青梅線の駅から始まり短時間の山行に向いた山.
県境尾根の脇にある小さなピークで、山頂の狭いこの山を目的とした登山者は少ない.石尾根から雲取山にかけての展望がある.
高水三山ほか、気軽に登れる山
奥多摩の前衛、3つの低山をつなぐルートは青梅線軍畑駅に始まり御嶽駅で終わる縦走路となっていて 、手ごろなハイキングコースである.
埼玉県との県境に位置する奥多摩最前列の山、ハイカーでにぎわう広い山頂は東側が開けていて奥武蔵の山々 の眺望にすぐれている.
秋川筋に住む人々の生活を支えた尾根の背を行く元生活道、緩やかな散策ルートとして有用.
奥多摩山域の南限、山梨県との県境に連なる尾根は静かな散策を楽しませてくれる.
青梅線沿線、奥多摩最前衛の山.視界もない雷電山自体の山頂には魅力は感じられないが、なだらかな青梅丘陵に続く道を、半日かけて散歩するのはそれなりに楽しい.
秋川の支流、盆堀川を囲む戸倉三山.全山縦走はけっこう苦しいから、朝出発が遅れた私は、西側に位置する二山だけ登った.
奥多摩駅から小河内ダムまで続く、旧街道に沿って歩く散策コース.
川苔谷と、この谷に懸かる奥多摩一の名瀑百尋の滝.
大岳山から多摩川に向けて北に流れ落ちる沢.三つ釜の滝、ねじれ滝、大滝の3瀑を散策.